Excelだけで宛名を印刷する

 Excel2016

Excel2016,2013技BEST 37-2回

少ない枚数の印刷をExcelだけで行う

Excelで作成した顧客名簿を、利用して宛先を印刷する場合、Wordを利用して差し込み印刷をするのが定番ですが、枚数が少ない時には、わざわざWordを立ち上げるのも面倒です。今回は、少ない枚数の時に、Excelだけで印刷する方法をご紹介します。

(サンプルファイルは、こちらから 中級技37-2回サンプルデータ

Excelだけで宛名印刷用に名簿を用意する

(1)前回と同じ名簿です。これを下図のようにNO.で氏名、郵便番号、住所が呼び出せるように数式を入れておきます。
D3セルには、=VLOOKUP(B3,A9:D29,2,FALSE)
D4セルには、=VLOOKUP(B3,A9:D29,3,FALSE)
D5セルには、=VLOOKUP(B3,A9:D29,4,FALSE)
という数式が入力されています。
名簿の用意ができたら、挿入タブのテキストからテキストボックスをクリックします。
テキストボックスをシートの余白の見やすい位置に配置して、テキストボックス枠をクリックし選択状態にします。そして直接数式バーに表示したいデータが入力されているセルを指定します。この例では=D4と入力しました。するとD4セルのデータがテキストボックスに表示されます。
同様に住所と氏名を表示させるためのテキストボックスを追加します。こちらもテキストボックス枠をクリックし選択状態にします。そして直接数式バーに表示したいデータが入力されているセルを指定します。この例では=D3と入力しました。すると氏名が表示されます。

テキストボックスの文字サイズ変更

以上で郵便番号、住所、氏名を表示させるテキストボックスが出来上がりました。テキストボックスの文字サイズを変更するには、ボックスを選択状態にします。文字サイズを大きくしたい時は、キーボードから、
CtrlShiftと入力します。
文字サイズを小さくしたい時は、キーボードから、
CtrlShiftと入力します。
テキストボックスの枠線や背景の塗りつぶしは右クリックメニューから表示しないように設定しておきます。